偏平足という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
いわゆる土踏まずのところのアーチが小さい足のことをいいます。
歩いたときに足の裏は唯一地面と接するところです。
この部分が崩れていると上手く力を伝達できなかったりして疲れやすかったり、足⇒膝⇒股関節と体の崩れの原因となります。
そのため偏平足を補正するために靴の中にインソールをいれたりします。
でも、インソールって色んな種類が売ってますし、どれがいいのか分からないですよね。
既製品が自分の足に合うのか?自分の足に合わせて作ってもらったほうがいいのか?
今回はこういった疑問を解決しインソールの最適解をお示しします。
結論をいうと、
1000足以上の患者に個別に今までインソールを作成した理学療法士の方がいて、
ほぼ万人に適合するインソールを開発されており、それが既製品として売られています。
これが僕の考えるインソールの最適解です。
リアライン・インソールという商品になります。
では順にオススメする理由を説明していきますので、興味ある方はご覧ください。
足の特徴について(インソールが必要な理由)
人間の足は芸術作品に例えられることがあります。
かの有名なレオナルドダヴィンチもこう言っています。
それはなぜかというと、足は人間の体の中でもっとも多くの骨が連結しかつ機能的だからです。
一対の足部には52個の骨、64個の筋、76カ所の関節があります。
どうでしょう?すごくないですか?
これだけの骨がうまく靭帯と結合し筋肉を使って全体重を支えているんですよ。
【足の特徴】
①多数の骨・関節・靭帯で構成されている
②筋肉より靭帯で支えている割合が大きい
③元々の関節の硬さや軟らかさの影響が大きい
④膝や股関節などへ相互に影響を与える
⑤小さな筋肉であり疲労しやすい
⑥小さな関節であり変形しやすい
①多数の骨・関節・靭帯で構成されている
足は多数の小さい骨で構成されているため、ひとつの骨の位置が崩れるとそこから連鎖的に崩れやすい部位といえます。
一つの関節というより足全体の形(アライメント)として捉えることが多いのはそのためです。
つまり足を治療する場合には、一つの関節を治すというより、足全体の形を整えるという考え方をすることが多いです。
②筋肉より靭帯で支えている割合が大きい
一つ一つの小さな骨はほとんど靭帯結合で支えられています。
足の骨は、筋肉で支えるより靭帯で支える割合が大きいといえます。
筋肉を鍛えても足を支える効果は少ないといえます。
③元々の関節の硬さや軟らかさの影響が大きい
関節は生まれ持ったその人の硬さや軟らかさがあります。
筋肉はストレッチなどで軟らかくすることができますが、関節はそういうわけにはいきません。
超一流のスポーツ選手は関節が軟らかい人が多く、生まれ持った才能の一つであるといわれます。
前述のとおり、足は筋肉より関節・靭帯の影響が大きいため、硬さや軟らかさというのは先天的なものが大きいといえます。
足が硬い人は力を地面に伝えやすいけど着地の衝撃の吸収や柔軟な動きが苦手です。
逆に足が軟らかい人は着地の衝撃の吸収や柔軟な動きは得意だけど力を地面に伝えるには非効率です。
足の変形や偏平足・外反母趾を生じやすいのは足が軟らかいタイプです。
④膝や股関節などへ相互に影響を与える
足裏は地面と接する部位であり、足からの崩れが膝や股関節へ負担をかけることも多いです。
その逆に膝や股関節からの崩れにより足へ負担をかけることも多い。
つまり、相互に影響を与えどちらかの問題が波及するといえます。
例えば、足が外反母趾や偏平足で崩れると、膝が内側に捻じれる負担を生じて、膝の靭帯損傷や膝の痛みにつながることがよくあります。
逆に、おしりの筋肉が落ちてくることで内股方向に崩れて、外反母趾や偏平足などの変形が強くなることもあります。
⑤小さな筋肉であり疲労しやすい
足を支えている筋肉は膝や肘など大きい関節を動かす筋肉と違いほとんど小さい筋肉です。
つまり、筋肉に負担がかかるとすぐに疲れたり炎症を起こして痛みを出しやすいといえます。
⑥小さな関節であり変形しやすい
足は多数の小さな関節で構成されています。
そのため大きな外力がかかり続けると容易に変形しやすい関節といえます。
膝や肘と違い、足の形は千差万別です。
気付かないうちに少しずつ変形していることも多いです。
足のアーチについて
足のアーチは3種類あります。
アーチは機能的に重要な役割を果たしています。
【足部アーチ機能】
①ショックアブソーバー(衝撃吸収)
②効率的なパワーの伝達
③姿勢の保持
つまり、アーチが低下することでこれらの機能が損なわれることとなります。
①ショックアブソーバー(衝撃吸収)
車に乗っていて橋の上で止まっているときに車が走る振動で揺れているのを経験したことはないでしょうか?
足のアーチは橋の機能と似ているといわれます。
体重がかかったときに足のアーチがたわむことで衝撃を吸収しています。
足が硬い人はアーチがあまりたわまないため衝撃を吸収しにくいといえます。
②効率的なパワーの伝達
①で述べたように、体重がかかった際にアーチが下降してたわむことで衝撃を吸収します。
次に、たわんだ分の反発力で歩いたりジャンプしたり走ったりするときの足の蹴りだしが行われます。
アーチが機能することで効率的なパワーの伝達が可能であるといえます。
偏平足で最初からアーチが下がっている場合は、蹴る力が弱くなります。
③姿勢の保持
アーチが保たれていることで膝などの崩れを防ぎ良姿勢を保つことが可能となります。
偏平足になると体重が足の内側にかかりやすくなります。
そこから膝も内側に捻じれが生じやすくなり、内股になるなど上方へ崩れが波及していきます。
理学療法士がおすすめするインソール
インソールには様々な種類があります。
大きく分けると既製品を購入するか、専門家にみてもらって足底板を作成してもらうか、自分でパッドを貼り付けるかです。
それぞれの特徴や利点・欠点は以下のようになります。
理学療法士の中にも専門的な知識を持って足底板を作成している方は少なからず存在します。
しかし、現実的にはなかなか難しい部分があります。
【足底板やインソールを作成する場合】
①特殊な機材や材料を要することやコストがかかるため病院で処方することが難しい(限られた施設のみ)
②専門的な技術を必要とするためちゃんとした物を作れる人はなかなかいない
③消耗品であり摩耗したり合わなくなったら定期的に作り直す必要がある
僕自身は、上記の理由もありインソールを作成するまでは行えていません。
ケガをしたり痛みがある場合に、一時的にアーチパッドを処方することはあります。
日常的に使用していくことを考えれば、現実的には既製品で対応できれば一番いいなぁと思っていました。
でも、スポーツショップなどで売っているものにはなかなかいいものがありませんでした。
そんななかある商品に出会いました。
【リアライン・インソール】です。
この方は、1000足以上の患者に個別に今までインソールを作成した経験があり、その結果ほぼ万人に適合するインソールを開発されています。
1000足以上作成した結果、ある程度誰にでも適合する最適解のインソールの形が見つかったとのことみたいです。
それが既製品として売られているものです。
この方は本も多数出版されており、様々な商品も開発されておられます。
個別でインソールを作成する方がいいのかもしれませんが、現実的にはなかなか難しく色んな人の手にいい商品が届くためには既製品である必要があります。
【リアライン・インソールの特徴】
①蒲田和芳先生の豊富な臨床経験に基づくインソール技術の結晶
②ネットで同じものが手に入るため再現性文句なし
③一般用とスポーツ用などの使い分けが可能
④本人の足の形に合わせるのではなく、良い足の形に誘導する効果がある
⑤スポーツ現場などで多数の実績のある商品である
【リアライン・インソールの他のインソールとの違い】
①内側アーチ、外側アーチ、横アーチを単独で支えるのではなくドーム構造として立体的に支える構造
②踵部分を内側や外側をあげたりする従来の物ではなく、ヒールカップとして踵を包み込むように支える構造
③スポーツ用は硬さの違う3種類の付属品がついており調節が可能
こう考えると、現時点でリアライン・インソールが僕の考えるインソールの最適解となりました。
以下にリンクを貼っておきますので興味のある方はどうぞ使ってみてはいかがでしょうか?
一般使用タイプとスポーツ時の使用タイプの2種類があります。
ハイヒールに使用するタイプのものもあります。
まとめ
偏平足や外反母趾など足の変形に悩まされている人にはインソールをオススメします。
足は元々持って生まれた関節の硬さや軟らかさによる影響が大きいためです。
筋トレをしてどうにかなる問題ではないことが多いです。
インソールに関しては色々な商品が売られていますが、理学療法士が開発したインソールであるリアライン・インソールをおすすめします。
僕自身も使用しており効果を実感しています。
ぜひインソールを探されている方は使ってみてはどうでしょうか?
それでは、また!
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